光線療法

 

長男が生まれたばかりのときのこと

 

生後2日目
ビリルビンの値がかなり高いので光線療法をします
 多血になっているようなので点滴管理をし、NICUに入ります」

と説明がありました‥

 

光線療法。アイマスクをして紫外線を浴び、
ビリルビンの分解を促す治療

 

長男の値は22mg/dl‥交換輸血レベルの高値。

 

光線療法を行えばほぼ大丈夫なのは知識としてあったのですが

産後のメンタル
産後数日の体の圧倒的な疲労
子供と離れ離れにならなければならないという現実
うちの子は本当に大丈夫なのかという不安
想像以上の高値

 

ポロポロと涙が出てきました。

 

同室の赤ちゃんを見るたびに
「なんでうちの子はいないんだろう」
と、意味のない自問自答を繰り返していました。


NICUにいくと
アイマスクをされ、
手にはシーネ固定をされ点滴を入れられた我が子が
保育機の中で誰にも抱かれることなく寝ています。

すやすや寝ているのかもわからない
目をつぶっているのか開けているのかもわからない

 

保育機に手を入れてミルク瓶に冷凍母乳を入れ授乳。


切なくて儚くてとても時間が長く感じました。


今でもその時の感情を思い出すと涙が出そうになります。

 

ビデオならとってもいいですと言われましたが,
そんなことできず、する気にもなれないくらいでした。
それも、産後のメンタルだったんだと思います。

 

2日間別々の部屋にいて、また母子同室に。
部屋は自然光のよく入る窓側にしてもらいましたが
でも、まだ黄色い‥

退院前の検査でも引っ掛かり、2度目の光線療法
今回は前回と比較しやや低めだったためGCUで点滴なしの照射のみ。

 

私だけ先に退院し
息子は2日間遅れて退院しました。

 

退院時も息子をおいていくのが本当に辛かった。

 


張る胸を3時間ごとに搾乳機で絞り、
翌朝、夕に病院に持っていき、

コットで寝ている息子を眺めました。

ちょっと抱っこできたことは、本当に救われた。

 

産後の外出も体がまだまだ痛くて
辛かったです。

 

その後産後1週間検診等でも高めでしたが
治療の値をすれすれで通り抜け、
おかげさまですくすくと成長。

元気にすごしています^^

 

一人目の育児の予想もしない展開で辛かったですが、


この子を支えていくのは私なんだ、
という覚悟?のようなものが、現実的にできたように思います。


母に状況を伝えたときもメソメソ泣いてしまって

「母親なんだからしっかりしなさい」
という言葉を母から言われるかと思ったら

「今のうちは考えすぎずに休みなさい。
 大丈夫よ、あなたの子なんだから。
 そういえば(姉)も光線療法やってた気がする」

と言ってくれ、また涙がでました。

子供の心配に大げさもなにもないと思います。

この記事にたどり着いた人は同じような境遇になった人や
それに何かしらの形で関わっている人なんだと思う。

大丈夫。大げさなんかじゃないです。
涙が出たり不安になるのはしょうがないこと。

必ず落ち着くときが来るから、
長い長い1日が過ぎていくのを待ちましょう。

無理しないでくださいね!


ママの笑顔は家族の太陽(*^^*)